エデュケーション(有名講師による研修)

特定非営利活動法人 日本感染管理支援協会理事長 土井 英史 先生

病院において医療従事者が最も気をつけなければならないのが感染対策です。
当院では日本感染管理支援協会の土井先生から感染管理の基礎や感染対策のためのラウンド方法について学んでいます。土井先生の勉強会はユニークで分かりやすいため、院内外からたくさんの受講者が参加しています。

土井先生からのメッセージ

皆さんこんにちは。協会の名称や立場が仰々しいですが、私は実は“看護師”なんですよ。私はアメリカ、イギリス、ドイツなどの方々とパートナーシップを組んで、日本の感染対策をボトムアップさせることを目標に全国を駆け回りながら20年間この仕事をしています。
その一方で年間数回、小倉第一病院にて感染対策の研修を担当させていただいております。私は小倉第一病院の“患者さんや職員にとって良いことは積極的に取り入れよう”という姿勢に大変感銘を受けております。スタッフの皆さんが感染対策について更に興味を持って取り組んでもらえるよう私も微力ながらお手伝いさせていただいている次第です。
是非、この記事を読まれている皆さんも一緒に「小倉第一病院で安全な医療を提供する“Mission”」へ参加しませんか?皆さんと共に感染対策の勉強ができる日を心から楽しみにお待ちしております。


<土井英史先生の活動詳細はこちら>特定非営利活動法人日本感染管理支援協会 http://www.jicsa.net

土井先生の講習を受けて変わったこと

院内感染対策 副委員長  井上 美香

当院では2010年より土井先生をお招きして定期的に院内講習会を開催しています。院内ラウンドをしながら実践の指導も受けており、院内で“あたりまえ”になっていた感染対策に第三者の視点が入ることで「この点では頑張れている。でもこの点はカイゼンの必要がありそうだ」など様々な気づきを得ることができています。
土井先生にお越しいただくようになってから一番大きく変わったことは多職種で構成している感染チームの絆が深まったことだと感じています。特に年に2回行われる土井先生主催の海外研修では感染チームメンバー以外にも他部署の幹部や職員も集まるので多くの交流が生まれます。そのため今まで以上に職員同士で意思疎通を図ることができ、感染チームの活動にご理解いただいたり、互いの協力を得られたりするようになりました。
土井先生のおかげで職員の感染に対する意識が向上しており、近年の院内で行った細菌培養検査データでは『MRSA減少』という結果も出ています。今後も“さらに安全な医療環境”を目指して活動していきたいです。

体を痛めない古武術介護  岡田 慎一郎 先生

古武術介護とは日本に古来より伝わる古武術の身体運動を参考にした、岡田先生が提唱された身体介助技術の発想です。筋力に頼らない体に負担をかけない合理的な動きにより、介助者、被介助者双方の負担を少なくできるとされ、目から鱗の身体介助技術はメディアに取り上げられるほどです。年4回ほど行われる講習には新人、介護士をはじめとする様々な職種の受講者が参加しています。

岡田先生からのメッセージ

私は2008年より、介助技術の研修を担当させてもらっています。現在、医療・介護の現場では、職員の腰痛が大きな問題の一つになっています。そして、ベッドから患者さんを起こし、車椅子に移動するといった動作での負担が腰痛の一因と考えられています。
研修では、介助技術の基礎となる、筋力に頼らない、体に負担のかかりにくい、合理的な体の使い方を実践的に学び、それらを介助技術に柔軟に応用、発展させていきます。ただ、少し変わっているのは、医療のみならず、古武術をはじめ、スポーツ、音楽、ダンス、演劇など、様々な分野からヒントを得ている点です。それらの取組は「古武術介護」というニックネームで呼ばれ、同名の書籍、DVD、通信講座なども多数出版しています。(詳しくは下記のホームページをご覧ください)
介助技術というと、医療、介護職のものと考えがちですが、医療の現場は職種を問わず、何といっても、体が最大の資本です。私の研修では、介助技術とは関係のない職種の方も参加しています。実は、合理的な体の使い方を学ぶことは、介助技術のみならず、体を動かす全てのことの基礎となるのです。それは、何気ない日常動作や育児、スポーツ、健康増進など、様々な動きに活用できるのです。つまり、介助技術を通して、社会人としての健康な身体作りという大きなテーマも持っているのです。
また、この研修は座学ではなく、どんどん体を動かしていくものです。すると、職員同士のコミュニケーションも自然と引き出され、スポーツを楽しむような雰囲気の中で研修が進んでいきます。普通は医療、介護職が圧倒的に上手いと思うでしょうが、意外にも栄養士や事務職など、他職種の方が上手くなってしまう例もよく見られます。それは先入観、固定概念がなく、吸収しやすいということの現れかもしれません。
小倉第一病院と私をつなぐ共通点も、先入観、固定概念の無さから、医療という枠を超えて常にチャレンジする姿勢かなと思います。ぜひ皆さんと小倉第一病院で自分の可能性を拓く取組みを一緒に出来たらと思っています。

<岡田慎一郎先生の活動詳細はこちら>古武術介護の提唱者 岡田慎一郎 公式サイトhttp://shinichiro-okada.com/

古武術介護を取り入れて

介護福祉士 西 千晶

一般的に患者さんへ介護を行う頻度が高くなるほど介護者は腰を痛めてしまいがちです。腰痛を訴えるスタッフを目の当たりにして「明日は我が身・・・!?」と不安に思っている中、理事長先生のおかげで古武術介護の第一人者である岡田先生と出会うことができました。
岡田先生から“患者さんの身体をまるで羽のように軽く感じられる支え方”などを教えていただき「腰を痛めることのない介護術」を日々の仕事の中で実践しています。この古武術を取り入れた介護法は、医療の現場だけでなく日常生活にも取り入れることの出来る場面が多くあり“身体に負担が少ない荷物の持ち方”など新しい知識の習得を楽しみながら講義を受けています。
体への負担を軽減することができる古武術介護は介護する側、される側の双方に優しい介護であり、当院は腰痛知らずのスタッフばかりです。医療現場において古武術介護を活用することでの身体負担がとても楽になるため、スタッフのモチベーションアップにもつながっていると思います。

対人コミュニケーション、プリセプター研修
TNサクセスコーチング代表 奥山美奈 先生

看護師の離職理由の1位に挙げられるのは【人間関係】だそうです。奥山先生はこの人間関係を築くのに必要なコミュニケーションを伸ばしてくれる達人です。研修内容は「幹部職員向け」「新人職員向け」「プリセプター向け」と幅広く、それぞれの立場に合わせたコーチングを伝授してくださいます。

奥山先生からのメッセージ

私は5年前から小倉第一病院へ教育支援に伺っております。今までに管理職、リーダー、プリセプター、実習指導者、介護福祉士、事務職、栄養科とすべての部署の方々に研修やコーチングのトレーニングをさせて頂きました。医療界でコーチングに注目していないころから小倉第一病院さんではすでにコーチングのトレーニングを導入されていました。5年の実践的トレーニングの結果、スタッフのコーチング力は抜群となりました。今では、その力は院内だけに留まらず、執筆活動や講演活動などで全国に発信されるようになりました。やはり中村理事長の「未来を見通す力」は凄まじいなと日々、感じています。理事長のリーダーシップのもと、スタッフの皆さんの熱いエネルギーでこれからも医療界をリードして行って頂きたいと思っています。

※医療雑誌『クリニックばんぶう(2014年1月号)』に、小倉第一病院さんで行っているコーチングを紹介していただきました。雑誌の概要は日本医療企画さんのオンラインショップページにてご覧いただけます。

<奥山美奈先生の活動詳細はこちら>TNサクセスコーチング 公式サイトhttp://www.tn-succ.biz/

奥山先生の研修で身につけたこと

外来看護師 井手 康子

2008年より奥山先生に当院の対人コミュニケーション領域の研修に携わっていただいております。社会人として必須である「接遇・マナー研修」をはじめ、後輩を指導するための「コーチング能力強化」や意見をしっかり伝えたり人の言葉を傾聴したりする「コミュニケーション能力の向上」など受講者のキャリアレベルによって様々な研修が開催されています。研修は奥山先生が以前に“看護師として勤めていた時の笑いあり涙ありの経験”をもとに話されるので、受講者は「そういうケース、あるある!」と奥山先生の巧みなトークに夢中になりあっという間に研修が終わってしまうように思います。研修の形式は参加型が多く「楽しく身に付く!」と当院のスタッフの間でも大好評です。継続的に研修・トレーニングを受けることで各種スキルがしっかりと身につき、私自身も自然と実際の現場で活用できていると感じています。

日本フットケア学会 常仕理事
足のナースクリニック代表 西田壽代 先生

糖尿病あるいは透析患者さんの足は血行不良が起こりやすく、対策が遅れるとPAD(閉塞性動脈硬化症)などの病気を招く恐れがあります。そのため当院ではフットケアに力を入れており、爪白癬や巻き爪、潰瘍、壊死といった足の状態に合わせた処置を行っています。この指導をしてくださるのが西田先生です。患者さんに処置を行う実技研修には当院職員だけでなく外部の医療関係者も参加しており、病院の所属に関わらずみんなでスキルアップをしています。

西田先生からのメッセージ

私は皮膚・排泄ケア認定看護師で、スキンケアや創傷ケアは得意分野です。そんな特技を活かし、ライフワークにフットケアを選び「足のナースクリニック」を始めました。足から全身を、そして心をもつつみ込むケアを大切にしています。日本フットケア学会設立にも副理事長として携わり、現在でも常任理事をしています。また、2013年には更なるフットケアの普及啓蒙、業種を超えた連携を図ることを目的に(社)日本トータルフットマネジメント協会を発足いたしました。
九州一の患者数を誇る透析施設である小倉第一病院とは、2010年の5月から関わらせていただいています。透析患者さんは血流や免疫能が障害されやすく、足に些細な傷ができることで壊疽や感染が広がって切断にいたる方も少なくありません。視力低下や高齢のためご自分で足のケアができない方もいらっしゃるので、そんな悲しい思いをさせないように一人でも多くの方の足を助けるお手伝いをさせていただいています。フットケアチームと一緒に、足の状態のチェックから爪切りや角質ケア、患者指導、記録の充実、院内勉強会、院外連携、学会発表などをおこなっています。フットケアチームの皆さんはチームメンバーであることに誇りを持ちとても明るく楽しそうに前向きに活動をしているので、病院にお伺いすると私のほうがたくさんのパワーをいただいています。そんなメンバーですので、院内でもとても人気のあるチームです。自分の好きなことが仕事にでき、それを支えあえる同僚に恵まれ、学びを深めることのできる小倉第一病院の取り組みをこれからもずっと支援していくことが私の楽しみでもあり張り合いでもあります。私は2ヶ月ごとに2日間連続でお伺いしていますので、病院でお会いできることを楽しみにしております。


<西田壽代先生の活動詳細はこちら>足のナースクリニック 公式サイトhttp://ameblo.jp/ashi-nurse/

フットケアの講習を受けて学んだこと

透析室看護師 中村 陽子

腎臓病と糖尿病を専門とする当院は、病気の合併症として起こり得る“足病変”の予防・治療に対して主体的に活動する「フットケアチーム」を2009年に結成しています。フットケアチームが駆け出しの頃は家庭でも使用されている一般的な形状の爪切りで処置していました。専門的な知識と能力を身につけることでレベルの高いフットケアができるチームを目指し、2010年より西田先生を講師にお招きして 「ニッパー」「グライレダー」「ゾンデ」などの爪切りに必要となる道具の使い方を教えていただいています。さらに様々な足病変への知識や対処方法を身につけ、チームメンバーの多くが現在では巻き爪、肥厚爪、胼胝、鶏眼処置などを行えるようになって、きめ細やかな施術を行えるようになりました。
今、私は「フットケア指導士」の資格取得を目指して頑張っています。患者さんに正しく適切な施術ができるように、そしてフットケアの楽しさや重要性を他のスタッフたちにも伝えていけるようになりたいです。

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